HCJB日本語放送6月3日に再開(オーストラリア送信で日本向け)
May 6, 2006

 米国中西部シカゴでも、めぐりくる季節感をよび起こされた木々が青芽をふき、若葉をつけた並木の緑がもえるような枝をかざし、庭先では、チューリップ、ツツジ、タンポポなどが色とりどりに輝いています。花畠をよぎる春風に乗って、 HCJBアジア大洋州地域責任者のデニス・アダムス氏から日本語放送再開を告げるうれしい便りが舞い込みました。

「エクアドルから送られた百キロワット送信機が、このほどオーストラリア北東端にあるクヌヌラ送信所に無事設置されました。テスト送信と調整をおえたあと6月には日本語放送を再開できる予定です。待ちわびているリスナーのみなさまの気持を考えるとこれ以上遅らせることはできません。南米エクアドルから75年間つづいたHCJB英語放送が5月で終了するため、日本語放送と同じように番組はオーストラリアから送信します。 HCJBピフォ送信所はエクアドルの新国際空港が建設されるためアンテナ群も近く姿を消すことになりました。そのような状況のなかでオーストラリア政府が長年保留していたHCJB短波放送を許可したことに私たちは不思議なタイミングと神の導きをおぼえています。」

42年前に南米大陸から放送開始した日本語短波放送「アンデスの声」は2000年大晦日でいったん終了しましたが、今度は太平洋をぐるりと半周したオーストラリア大陸からふたたび「声」を出すことになりました。毎週土曜日と日曜日の朝7時半から30分間、周波数は15525キロヘルツです。番組内容としては、土曜日は聴取者とのふれあいを中心にした番組、日曜日は東京淀橋教会(HCJBワールド・オフィス)の自主制作番組となっています。

今年8月、アダムス夫妻をむかえHCJBワールド・オフィスが東京淀橋教会で正式に発足します。それを機会に私も一時帰国することにしました。教会の番組制作スタッフとの打ち合わせや、番組取材で全国をかけまわります。どうか放送が予定どおり再開され、夏のスケジュールが祝され、多くのひとびとに神の愛と恵みがそそがれるようとくに覚えてお祈りください。