HCJB日本語放送44年目を迎えて
Jan 5, 2008

新年明けましておめでとうございます。2007年はみなさまにとって、どういう1年だったのでしょうか。「HCJB日本語放送」はオーストラリアからの再放送が1昨年からはじまり、エクアドルから放送開始して通算44年目に入りました。シカゴ・スタジオで番組を制作/編集してオーストラリア局へアップロードするという段階を経ての放送でしたが、この一年間なんとか無事に放送を終えることができました。その間、テクニカルな止むを得ない事情で放送が出来なかったり、中断するような事態も生じましたが、その際もリスナーの皆様方のご協力で善後策が講じられたことは、ひとえに「放送するもの」と「放送をきくもの」との強い絆が結ばれていたからだと肝に銘じています。あらためて感謝いたします。また、使用周波数も15.525メガメルツだけという綱渡り的な放送でしたが、受信状態は比較的安定してくれたのでリスポンスも多くありました。だだし、人手不足で返信が遅れがちになったことを心からお詫びいたします。しかし、お便りは《放送のライフ・ライン》として一通、一通大事に読ませていただいております。

2007年のHCJB日本語放送のハイライトは、やはり、《日本ふれあいの旅》でした。酷暑に汗しながら、本州、四国、九州、北海道と全国のリスナーを訪ねることができました。先日、シカゴ市内の日本人教会でクリスマス礼拝をしたとき、一人の紳士が近づいてこられました。「私は落合と申します。《アンデスの声》は中学生のときに日本で、 1977年に渡米してからも北米で受信していました。今日はハム仲間に教えてもらって尾崎さんに会いにきました。こんどはその友人も連れてきたいと思います。」ここでも往年の短波ファンとの「ふれあい」がありました。今年も日本での取材旅行を計画しています。その節はよろしく。

来る年も、東京淀橋教会のスタッフともども、新たな抱負と希望に胸をふくらませながらシカゴ・スタジオから番組をおとどけしてまいります。どうか旧年同様よろしくお願い致します。では、よいお年を!

HCJB日本語放送(オーストラリア送信)
放送日時: 毎週土曜日、日曜日 日本時間 0730-0800(2230-2300UTC)
放送周波数 15525kHz (19 mb)
受信報告書の宛先 169-0073 東京都新宿区百人町1-17-8
淀橋教会HCJB係

(2007年12月29日記)