祈りの友のみなさま                    2009年1月

2009年明けましておめでとうございます。

日本海側や北日本では雪の正月だったようですね。ここ北米シカゴは氷点下10度で氷詰めの年越しでした。クリスマス行事が盛大なため、除夜に暦をめくっても「昨日の続き」といった感じでしたが、それでも行く年に感謝しながら見上げた冬空からは、三日月のほほえみとそのすぐ下で輝く金星が来る年への希望と期待を投げかけてくれました。

クリスマスはいかがお過ごしでしたか。東京淀橋教会の毎年恒例のキャンドルサービスには来会者が新会堂になってから最高の700名を記録し、会堂が満堂になったそうです。今年は日本宣教150年の節目。さまざまな記念行事をとおしてその働きが活発化することでしょう。私はクリスマスをボストンの娘婿の姉の家族といっしょに過ごしました。樹氷が冬日にきらめく雪の世界のクリスマス・イブ。同家の居間でホーム・コンサートが開かれました。毎年友人知人40名ほどが集まってクリスマス・ツリーの前でヘンデルの「メサイヤ」全曲を弦楽アンサンブルの伴奏にあわせてみんなで歌うのです。この曲はイエスの予言と降誕が第一部、イエスの受難と勝利が第二部、イエスの復活と永遠のいのちが第三部になった全53曲という大作ですが、ヘンデルはわずか24日間で書き上げました。よく知られている『ハレルヤ(主を賛美せよ)コーラス』は、1742年、ヘンデル指揮のもとに初演された時、臨席した国王が、あまりの荘厳さにうたれて思わず立ち上がったので、それ以来この曲がはじまると全員起立するという習慣が残っています。聖書のことばをたどりながら賛美する2時間半は18世紀にタイムスリップしたようでした。ボストンでも2人の方にインタビューしました。ひとりは私の神学校の後輩でご主人の仕事の関係でボストンに来て40年余になる佐藤勝子さん。もうひとりは戦後10年目に宣教師の両親といっしょに日本に来て、3歳から16歳まで関西で過ごしたキャロルさんです。

テキサス州ヒューストン市でも、長男道夫が音楽奉仕をしている教会のクリスマス・コンサートにいき、道夫ファミリーのうたうにクリスマス・キャロルや、シカゴの孫娘たちの声を加えて特別番組としてを制作し放送しました。またヒューストンの日本人教会では南米ボリビヤで「アンデスの声」をきいておられた浅野康さんご夫妻にはじめてお会いしました。目にはみえない電波ですが、ここでも播かれた種が実を結んでいました。サタデー・トークの番組に出演していただきます。今後の放送予定は次のとおりです。

     1月 3日(土)松田健一郎さん:ビオラに賭けた人生(その1)
     1月10日(土)松田真理子さん:壱岐からシカゴへ ※12/27の再放送(誤送信)
     1月17日(土)松田健一郎さん:ビオラに賭けた人生(その2)
     1月24日(土)松田健一郎さん:ビオラに賭けた人生(その3)
     1月31日(土)松田健一郎さん:ビオラに賭けた人生(その3) ※1/24の再放送
     2月 7日(土)浅野康ご夫妻:南米ボリビアから米国へ(その1)
     2月14日(土)浅野康ご夫妻:南米ボリビアから米国へ(その2)
     2月21日(土)佐藤勝子さん:テキサスからボストンへ(そのl)
     2月28日(土)佐藤勝子さん:テキサスからボストンへ(その2)
     3月 7日(土)キャロルさん:宣教師家族として日本体験(1)
     3月14日(土)キャロルさん:宣教師家族として日本体験(2)

 今年もまたみことばに親しみながら宣教の使命遂行にいそしむ覚悟でいます。導かれるままになるべく多くの方々とお交わりさせていただきたいと願っています。日本にも出かけたいのでそのためにもお祈りください。迎えた年がみなさまひとりびとりに神様からの多くの祝福がもたらされる恵みの年となるますようシカゴの空からお祈りしています。新しい歌を主に向って歌え。(詩篇98:1)