シカゴこのごろ     2009年11月

早朝4時。ぱっちり目が覚めました。夜半から、秋雨がしとしとと落葉をぬらしていたようです。昨日、10月24日土曜日の昼前に成田空港を飛び立ったジェット機は、12時間ノンストップでシカゴ空港へ。地球の自転に逆らって日付変更線を越えると、出発と同時刻に帰宅できます。まさにタイムスリップです。しかし、季節は夏から秋へ移っており、住宅街の並木はすでに紅葉のシーズンを過ぎ、道路も庭も散り落ちた葉で錦の絨毯。気温は摂氏5度。すでに初冬の風が木立を吹き抜けていました。裏庭はすっかり木々が葉を落としてしまい、小さな家庭菜園も淋しくなりましたが、真っ赤なホオズキはまだ実をつけたまま待っていてくれました。久子が愛した花だけに、私に「お帰り」と声をかけてくれているようでした。

日本滞在2ケ月間は多忙でしたが充実した毎日でした。HCJB日本語放送のリスナーをたずねる「日本ふれあい2009」は、仙台、東京、大阪での集いをはじめ、個人訪問をふくめて50名余の方々にインタビューすることができました。すぐに編集をはじめ毎週土曜日のサタデー・トークの番組で放送することにしています。

ハムフェアからはじまって、秋葉原でのBCL懇親会、仙台、関東、関西でのリスナーズの集いには、熱心なリスナーが遠くからもかけつけてくだいました。山形の教会では、わざわざ休みをとって盛岡から早朝の高速バスでかけつけてくれたたリスナー。四国の西の端から会社出張をかねて上京したリスナー、逆に、教会のすぐ目の前に住んでいるのに教会のなかに入ったのは初めてというリスナー、また、茨城県の取手の教会では、バーベキューの昼食会で3人のリスナーを交えて楽しい語らいをすることができました。どの集まりでも「放送」によって結ばれた絆の強さを実感させられました。時間切れで取材できなかった方々には来年またあらためてお願いしたいと思っています。

Japan Trip 2009 が守られ無事に終わったことを感謝します。離日前に、群馬県の狩野外科で健康チェックしてもらいました。私が29年前に胃潰瘍手術をうけた病院です。結果は、加齢現象以外は異常なしということなので、聖書に出てくる勇者ヨシュアのごとく、限りなき前進あるのみ、まだまだやる気十分です。


全国各地を巡回してリスナーズとの交わりを深めるために、「至れり尽くせり」のご協力、ご支援をいただきましたことを心底から御礼申し上げます。
                
HCJB日本語放送担当  尾崎一夫



2009年11月1日 HCJB 尾崎一夫