生きてる証拠

突然ですが、このたびシカゴの州立中央病院に入院し手術を受けました。
4日後には退院でき、順調に回復していますのでひとまずご安心ください。
事の始まりは正月2日朝のことでした。血尿に気付いたので専門医に相談し、ただちにCATスキャン(X線体軸断層撮影)検査を受けたところ、右腎臓に長さ7センチの腫瘍がみつかったのです。なにが原因でいつ頃からできていたのかわからないですが、腎臓は神様がちゃんとスペヤーを備えておられるのだから、悪くなった部分は取り除こうということで、直ちに手術することにふみきりました。

2月11日午前7時半に手術室に入りました。当初手術は4〜5時間かかる予定でしたが、手術は手際よく進み輸血の必要もなく一時間半でおわりました。4日間の入院で術後の治療からもすべて解放されて帰宅できるというスピーディな処置でした。(写真:孫娘エミがバレンタイン・ディに見舞にきてくれました)



家にもどってみると「手術」が夢のように感じられます。しかし、横っ腹に一直線に「胴!」と太刀を入れられたような長さ22センチの傷跡がなまなましく残っているので、肝に銘じてもうひとつの腎臓を大事にしなければと自分にいい聞かせているところです。

折も折り、突風で倒れたHCJBオーストラリアのアンテナも予定より早く修復でき日本語放送の送信も再開されました。天災も病も、いつ、だれを襲うかわからないものです。予期しないことが起こっても、すべてを知っておられる方の計画のなかにあるとさえ信じることができれば、すべてのことが相働いて「佳きこと」につながるのだと自分を励ますことができます。

しばらくは笑ったり、クチャミをしたり、咳をすると「片腹痛い」日々が続きますが、これも生きている証拠だと顔をしかめながら頑張っています。なによりも、今年もまた日本でみなさまにお会いできるのが楽しみです。ご心配をおかけして、すみませんでした。

なお、アンテナ故障で放送番組が中断したため今後の放送予定番組を「短波放送予定」のページのように組替えました。ベリカード発行も2月はアンテナ故障の写真。3月は関東地区HCJBリスナーズの集い、4月は関西地区HCJBリスナーズの集いを予定しています。



2010年2月17日 HCJB日本語放送担当 尾崎一夫