祈りの友のみなさま                    2008年11月

 ここはオハイオ州コロンバス空港。ひらひらと舞い降りる初雪が飛び立つ旅客機の翼をみるみるうちに白く染めてしまいました。除雪を待っての離陸。1時間後シカゴにもどれば肌さすミシガン湖からの烈風が待っていました。まさに冬将軍の到来です。

コロンバス日本語キリスト教会での奉仕はひさしぶりでした。特別伝道集会での賛美も演奏もすばらしく新しい来会者も加えられ、とても恵まれた集会となりました。ここ数週間、毎週シカゴの日本人教会で説教奉仕の機会が与えられています。シカゴ・レークサイド教会、デボン・イエス・キリスト教会、ノースショア・バプテスト教会の3教会ですが、礼拝後に私も放送のために教会員の証しを収録させてもらっています。先日も『アンデスの声』を中学生のときにきいてベリカード(受信確認書)をもらったことがあるというアマチュア無線家の山本昌路さんと出会い、我家のスタジオに来ていただきました。今回コロンバスではコロンバス交響楽団のビオラ奏者の松田健一郎さんに神に導かれたこれまでの体験談をたっぷり1時間15分にわたってお話いただきました。話の合間合間にオーケストラの演奏やビオラの独奏曲を織り込みながら新春特別番組に仕上げることにしています。

 11月最後の木曜日は感謝祭です。1620年、メイフラワー号に乗った清教徒の一団が大西洋横断を果たしアメリカ東海岸へ到達しました。その翌年、入植者たちは、新天地での最初の収穫を神に感謝するために、世話になった先住民を招いて3日間ともに食事をしたのが感謝祭のはじまりでした。民族、言語、習俗をこえた持ち寄りのインターナショナル・デナー第1号だったのです。ところが、今日では単なる七面鳥パーティになってしまい、間近になったクリスマスと同じように神不在のお祭り騒ぎになってしまいました。今年もこのシーズンをとらえて教会をはじめキリスト者は、なによりも天地万物の創造者、人類の救い主である恵みとまことに満ち給うイエス・キリストを伝えなくてはならないと思っています。

 12月6日(土曜日)と7日(日曜日)にはヒューストンのWood Edge Community Churchでクリスマス・コンサートがあります。長男道夫が音楽奉仕をしている教会なので私もでかけて番組を制作します。またヒューストンの日本人教会でも去年知り合った方々とのインタビューを予定しています。そのうちのひとりの方は南米ボリビヤで「アンデスの声」をきいておられたとのことです。目にはみえない電波ですが、ここでも播かれた種が確実に実を結んでいました。今後のサタデー・トークの放送番組をご紹介します。

11月22日(土)山本昌路さん:アマチュア無線は私の使命(前編)
11月29日(土)山本昌路さん:アマチュア無線は私の使命(後編)
12月06日(土)松田真理子さん:壱岐で救われてシカゴへ
12月13日(土)BCLの日特別番組:山田耕嗣さんを偲んで
12月20日(土)クリスマス・コンサート in Houston
12月27日(土)浅野万紀子さん:わたしの歩んだ道
2009年1月3日(土)からは、新春対談として松田健一郎さんの「ビオラに賭けた人生」を4回連続シリーズで放送します。

12月21日にはボストンへ飛び、娘婿の姉の家で家族そろってのクリスマスを楽しんできます。大晦日の前日にはもどってきますので正月はシカゴです。どうか皆様も良いクリスマスと祝福された年明けをお迎えください。

尾崎一夫
Nov.23,2008